(2020年6月)ストーリーオブマイライフを観てきました
若草物語が、再び映画化されたと知り、観てきました。
私の人生と共に歩む本10選←言い方
…を挙げなさいと言われたら(誰に?)
迷う事なく、若草物語がランクインします。
他知りたいですか?(いや特に…)
・赤毛のアン
・シャーロックホームズ
・大草原の小さな家
・アガサクリスティシリーズ
・ぼくの地球を守って
・
・
10コ以上になりそうなのでやめときます。
とにかく、若草物語は、小学生の頃から本当に好きすぎて、アニメももちろん観たし、映画化されるたびに観てきました。
(前回は、ウィノナ・ライダーが出てたような?)
よくある質問で、
四姉妹の中で誰が好き?
ってのがありますが。
私は、ひたすら
メグ派
でした。今でもそう。ええ、思いっきり堅実で保守ですよ、それが何か?
今回、誰が何の役をしているのか調べずに行ったのですが、
メグを、ハーマイオニー
エマ・ワトソンがやっている事に、しばらく気がつかなった
見事に、ハリポタ臭が消えていた…
さすが天才子役だった子ぉやー上から
映画を観始めて、すぐから私。
涙
涙・涙涙〜
の嵐でした…
いや、若草物語って、そんな、泣くような場面って初めっから無いんです。
でも、私は、泣けて泣けてしょうがなかった…ずっと。
私は全く涙もろいタイプでもないのに。
でも、何故こんなにも泣けるのか??
自分でもよくわかりません。
一番泣いたのは、ベスが亡くなるところではなくて、4姉妹が、劇の練習をしている日常風景の場面。
何故そこ?
ホントに自分が、どこか壊れたんじゃないかとさえ思いました。
次々と画面から繰り出される、
美しい冬の、
紅葉の、
夕暮れの
遙か広がる広大な風景
馬車の蹄の音
パイの入ったカゴ
ギンガムチェックの布
膨らんだモスリンのドレス
ランプのついた屋根裏部屋
少女たちの笑い声
暖炉の火
街並みの雑踏
揺れるロウソクの炎
編み込んだ長い髪
・
・
・
それらに圧倒され、心を揺さぶられ、涙が止まりませんでした。
何だろう?
懐かしい?
望郷?
もし、前世というものがあるのならば、確実に私は、この時代を生きていたような気がします。
(それにしちゃー、英語の成績は散々だったけどねっ)
ドラマチックなことが次々と起こるのが人生の醍醐味ではなくて、
平凡に見える事こそが究極にドラマチックな事だと、改めて腑に落ちました。
それで泣けた…
良かった。
観て良かった。
…
突然、私事ですが。
「自分から出た欲」
というものを、どんな小さな事でも、自分に叶えてあげようと最近から思うようになりました。
今回の映画の事も。
「あっ、コレ観たいな」と、欲が芽生えた時。
以前だったら
即座に
「いやいや、またいつか行こう」
「私だけ行くのは申し訳ない」
「レディースデイじゃないとお金がもったいない」
「またレンタルすればいい」
と欲を打ち消して来ました。
その度に、何か自分で自分を大事にしてない感がすごくて。
自分が母親になってからは特に、自分のことは二の次三の次。
自分の欲なんて、見ないフリ、なかったフリ、押し込めて閉じ込めて。
でも、ここに来てようやく、それは、絶対良くないと思うようになりました。
「母親の仕事は、子供の前で笑うこと。それだけ。」
という言葉があって。
たったそれだけだけど、それがすごくすごく難しい。
自分の欲を打ち消しまくった母親が、心の底から笑える訳はない。
笑ってるかもしれないけど、気持ち悪い作り笑いだ。
子どもたちの前で、笑っているお母さんになるために、私は、私を満たしていく。
私の欲を叶えていく事にしました。
この映画を観たいと思った、私の小さな願いを、私が見逃さなくて良かった。叶えてあげられて良かった。
心からそう思いました。
コメント