(2020年5月)ちいさいももちゃん
昨夜、最後の一話の読み聞かせが終わりました。
松谷みよこ作
全部で100話くらいあったかな?
年明けくらいから、寝る前に1話ずつ読んでいきました。
このシリーズには、私にとっては、本当に小さい頃から親しんできたものです。
いつか、我が子が出来たら一緒に読みたいとずっと思って来ました。
しかし、親になって、改めて読み返してみると……
何だかすごい内容……
以下ネタバレありますが。
第一話は、モモちゃんが生まれた日の話です。(長女はこの話が一番好きだそうです。)
ほのぼのとした話がしばらく続きます。
そして、モモちゃんの保育園デビューの話とか
(今だと普通の話ですが、1961年に書かれた話だと知ると、驚きです!乳児保育なんて、偏見に満ちてた頃だっただろうに)
妹のアカネちゃんが生まれた頃から、
夫が帰ってこず
死神が来たり
結局離婚をし
シングルマザーで子どもたちを育てて
途中、ベトナム戦争とか
第五福竜丸の話とかも出て
アカネちゃんの登校拒否とかもあり、
そして、モモちゃんたちのパパの死で終わっています
なんちゅう終わり方…
しかも、やっぱり、時代を感じる話も多くて
モモちゃんちに初めて黒電話がきて、家族中でお祝いしたとか
屋台の焼き芋屋さんとか、
公衆電話とか、
布オムツとか、パンツを手作りするとか…
キリスト教の話とか(松谷みよこさんが、キリスト教だったのか?)
読んでいて、色々注釈を入れないと、意味がわからないところも沢山ありました。
それでも、毎夜、ムスメ達は
「モモちゃんの話、読んで」
と、楽しみにしていました。
さすが、松谷みよこの文章力
そういえば、松谷みよこさんの文章で「もうせん」という言葉がよく出て来ます。
「少し前のことですが」とかそういう意味だと思います。
幼い頃の私の作文にも「もうせん」を使っていて、我ながらびっくり。でも、先生はスルー
今、我が子がこの言葉を使っていたらビックリだよ。
当時、私が持っていた辞書には、もうせんは「フェルト状の織物、敷物」と書いてあって
と思った記憶があります。
話が逸れちゃいました。
こうやって、絵本と児童書の狭間にいる子どもに、何を与えるか、考える時があります。
結局は、親の趣味になってしまうんでしょうが。
長女は、「犬」物語がお好みのようです。
(盲導犬とか保護犬とか、ドキュメンタリー的な)
次女は、絵が可愛い、メルヘンチックなものを好みます。
少しずつ、自分の読みたいものが明確になってくるのかな?
それまでは、私が読みたい本を、読み聞かせていこうと思います。
でも何より、子どもの前では、スマホではなく、読書の姿を見せないとね反省…
今晩からは何読もう??
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